2009年02月15日

「ベンジャミン・バトン」の映画を観て

 ブラッド・ピット主演の「ベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜」を13日(金)に観て来ました。

 今年のアカデミー賞の最有力候補(13部門にノミネート)としてかなり話題にもなっており、テレビでもよく予告編が放送されているので、およそのストーリーはご存じのかたも多いと思います。

<あらすじ>
 「私は奇妙な身の上に生まれた」ー奇妙な人生を送ったベンジャミン・バトンの日記はそんな言葉で始まった。80代の身体で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を淡々と描いています。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできませんでした。ニューオーリンズのボタン工場の経営者の息子として生まれ、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミン・バトンの生涯は普通の人間の人生とは全く逆のものだったのです。


 生まれて段々若返って行く・・・一見うらやましい人生のようではありますが、みなが年老いて行くなかで時の流れに逆らい若返ることにはやはり悲しいものがあります。
 ベンジャミンは子どもの頃(と言っても彼自身の身体は老人でしたが)から好きだった幼なじみのデイジー(ケイト・ブランシェット)と愛し合い、女の子を産みます。
 ベンジャミンは「普通の人は年老いて、おしめをするようになるが僕は年を絶つにつれやがてベイビーになり、おむつをするようになる。君に自分の子どもと僕の二人のおむつの世話をさせたくない」と言い残して、デイジーの元を去っていくのです。

 世の中には永遠のものはなく、人間みな年老いやがて天国に召されます。でも、愛する人も一緒に誰も彼もみんなが老いていくのですから、それが悲しくても自然の摂理です。なのに、一人だけがその摂理に逆らうように若返っていくとしたら・・・・老いて行く以上に悲しいものだろうということをこの映画をみながら思いました。

 ベンジャミン役のブラピもデイジー役のケイト・ブランシェットも、子ども時代以外をほとんど一人で演じているので、CGで顔をあとで修正するのに非常に時間と手間ヒマがかかったそうです。

 それにしても、2時間43分もある映画なのに、長さを感じない、ドラマがストーリーの中に流れています。

 人間の幸せとは?愛することの意味は?・・・・いろいろ考えさせられる映画です。
 アクション映画のような派手さはないですが、その分役者の演技のうまさが要求される映画です。いつも間にかブラピもこんな抑えた渋い演技ができる役者さんになっていたか、と感慨にふけりながら眺めました。

 こういう映画は観おわったときにすぐ「ああ、面白かったね〜」というタイプの映画ではなく、あとでじわじわと感情が湧いて来るタイプの映画です。とても切ない映画ですが、デイジーは愛する人の終わりを看取ってから死ねたんだから幸せなんだろうなあと思いました(あまり詳しく書くと実際に観た際面白くないので書きませんが)。

 予告編で、普通の人とは逆の経路をたどって生きる人の話と知っていても、十分に観るに値する映画だと思います。

 正直この映画が★いくつにしようか迷ってます。

 でも観て損のない映画です。

 
 


posted by ミムさん at 01:15| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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