2010年01月08日

「のだめカンタービレ最終楽章 前編」を観て来ました

 「のだめカンタービレ最終楽章 前編」を観て来ました。

  
  nodame-p.jpg

 テレビでも人気の連続ドラマだけに、観に行っている人も多く、観客に子供が多いことにビックリしました。

 映画というメリットを生かし切っているかといえば、かなり疑問ですが、ストーリー自体はのだめワールド炸裂で、わざと安っぽく作っている感じのCGやのだめが千秋先輩に投げられたり、髪を引っ張って床を引きづられるマンガチックなところは、のだめはみるからに人形と分かるように作っているところは笑いを誘います。

 クラシックファンにも、かなり支持されているだけあって、クラシックが心地よいです。

 今回はパリロケが多かったというのに、前半は全然パリっぽく見えないのも狙いなんでしょうか?
 例によって、外国人もみんな日本語喋る設定だし、外国人役を日本人がやっていることも多いし・・・。
 でも、そこは原作がマンガということもあって、お約束事として観る者もみんな了解してますけど(笑)。


 最終楽章なのに、なぜそれを更に前半と後半に分けたのか???単なる興行収入稼ぎじゃないの?という疑念もいささかありましたが、前半は、ヨーロッパの指揮者コンクールで優勝した千秋が、伝統はあるけど、落ちぶれているパリのオーケストラの常任指揮者になり、そのオーケストラを立て直す奮闘記ということで納得。
 
 後編は当然ながら、のだめ自身がメインとなり、ピアニストとして大成できるかにスポットが当たって行きます。

 フジテレビで撮影の舞台裏をいろいろみましたが、指揮を覚えるのは並大抵ではなかったようで、玉木宏さんは、まず右手のフリを覚えて、次は左、そうやって両方を合わせるという努力をされたとか。

 のだめのピアノも実際よりフリを多くしているため、音に合わせて腕を動かすだけでも大変だったようです。

 ほかにもバイオリンの左手の指だけプロの手で、などというようなアクロバティックな撮影があったなどなど、苦労は絶えなかったようです。

 前編・後編をまとめて撮影するのも、大変な作業だったようですね。

 さて、採点ですが、純粋な映画という目でみると採点も辛くなりますが、オーケストラを音響のいい映画館で聴けるのは心地いですし、見え見えながらも、サクセスストーリーに仕上がっているということもあって、★5点満点の★★★★ということにさせていただきます。

 のだめも、いよいよこれで最後になるかと思うと残念ですね〜。

 http://www.nodame-movie.jp/index.html
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2009年12月23日

ファミリー向け映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

 日本では野村克也元楽天監督がプロモーションをしている、この映画「カールじいさんの空飛ぶ家」。

 carl.jpg

 今まで、ヒットしなかった映画がないというPIXAR製作の映画だけに、その映像の素晴らしさは否定しようがありません。
 風船の動きは難しくて、実際に風船を飛ばして、参考にしたようです。

 ただ、前半の回想シーンに感動したというコメントが多い割に、その部分は10分ほどで終わり、冒険に出ても、さほど、亡くなったおばあさんが思い出とだぶって出てくるワケでもなく、結局は子供が観て喜ぶ程度の冒険映画になってしまった感は否めません。

 じいさんという割に元気過ぎます。観に行っている人にも、結構お年寄りが多く、お年寄りのこころに響くものはあるのかも知れませんが。

 私は3Dは観てないので、3Dだったらもっと画像的に面白かったのかも知れませんが、「クリスマスキャロル」ほど、3Dにする意義は薄かったのでは?と思います。

 ★5つが満点として、★★★☆(70点)といったところでしょうか?

 のんびり映画を楽しみたいかたにはお勧めです。

 


 
 
posted by ミムさん at 15:45| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

とにかくCGがすごいパニック映画「2012」

古代マヤ文明のカレンダーは2012年12月23日で止まっており、この日が人類最後の日である、という話がまことしやかに語られています。

このエピソードを元にした映画が「2012」。監督は「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」で有名なローランド・エメリッヒ監督。

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 太陽の異常な活動が地球の地核を変動させてしまい、北極・南極の氷は溶け、地球上の陸地の多くが水につかってしまうというお話。
 
 総制作費が約260億円、その半分がVFX(特殊撮影)にかけたというだけあって、そのパニックシーンの迫力たるや、すごいの一言。

 もし、今の地球でこんなことが起きたら、ほとんどの人は死んでしまうことでしょう。

 それでも、秘密裏に逃げ延びる乗り物を作り、現代版ノアの箱舟を作って生き延びようとする人たちがいるのだからすごい。

 底流に流れているのは人間愛だということを描きたかったんだろうけれど、これだけ地球が壊れてしまえば、えーい、どうにでもなれ!って思ってしまいます。

 主人公一家はシュワちゃんの登場する映画のように窮地を危機一髪でどんどん逃れ、乗る資格もないその現代版ノアの箱舟に乗り込み、九死に一生を得るというか、普通だったらあり得ない、ストーリーです。
 
 この手の映画は、これが究極のパニックと思ってみても、それを上回る映画を次々に出して来るんだから、まあ、ようやるわいな、程度の感想しかないです。

 「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」も見ましたけど、どちらもストーリーとしてはありえないもので、 「インデペンデンス・デイ」はみんなで宇宙人をやっつけて地球を守った、よくやったと、まだかわいげがありましたが、「ディ〜」になると、とにかく見せたいのは、そのパニックの威力を映像で表すことのすごみというのがみえみえ。この「2012」も同様で、見終わったあとは、画像処理はすごかったけど、ほかは何の感動もない、無意味な映画だと思いました。

 映像としては、究極でも、ストーリーやトータル評価は★★☆と50点の評価としておきましょう。

 この映画を観た人の多くがNASAに地球は大丈夫なのか?と問い合わせて、NASAは「地球は大丈夫だ」と異例の発表をしたくらい、心配させた映画らしいけど。

 たしかに、今の地球は携帯がうまく使えなくなったりするような現象も起きており、太陽の異常な活動が懸念されているのは事実のようですけど。

 もし、観るなら、大きなスクリーンで映像効果もバッチリなところでをお勧めします。

 
 
タグ:映画 2012
posted by ミムさん at 14:51| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「クリスマスキャロル」はよくできた3D映画でした

 ここのところ、ブログ更新をさぼっていたので、まとめて更新します。

 12月に入って映画を3本みたので、その感想を書こうと思います。

 この章では、ディズニー映画の「クリスマスキャロル」を・・・。

christmas-carol.jpg

 ストーリーは非常に有名なので、ご存じのかたも多いと思います。

 CGで作られたその画像はまさに顔のシワや毛穴まで描かれている感じで、超リアルでした。

 主人公の前に起きる数々の怪奇な現象はCGならではの演出です。

 守銭奴で、変人で、人間嫌い・・・多くの人々に嫌われ、人でなしと言われた人間が1日で変わってしまう。奇しくもその日はクリスマス。

 3Dで立体的に見える映像は自分自身がその主人公であるかのような錯覚さえしてしまうようでした。
 吹き替え版をみましたが、画面に集中するためにはよかったと思います。

 家族みんなで見に行って、あとで映画の感想を話し合うのにもいい映画だと思いました。

 私も子供の時に母に連れられて見に行ったディズニーの映画は今でも心の中に刻まれていますが、子供がこの映画をみるときっと大人になっても覚えている子が多いことでしょう。
 映像として刻まれる印象度は大きいですから、嫌な人間にならないという教訓はお子さんのためにはいいと思います。

 ブログに感想を書いている人の中には、宗教的すぎるとか、退屈だったという人もいます。
 勿論、感想も様々ですが、見た人の人格や人間性の深さも推しはかれて面白いです。

 個人的には見て損はない映画だと思います。5段階評価の★★★★です。

 寒い時期にみるとこころがポカポカとなる映画です♪

 
posted by ミムさん at 11:34| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

“This Is IT”至上最高のライブになるはずだったマイケル・ジャクソンのライブ

 マイケル・ジャクソンの“This Is It”を観て来ました。

tisisit.jpg

 この映画を観に行った多くの人が思ったこと、「それはリハーサルではなく、本当のマイケルのライブが観たかった」に違いありません。

 リハーサルとは言え、本番さながらの真剣さで行われる歌とダンスは2時間弱を本当に短く感じさせてくれました。

 50歳というのに、あれだけ歌って踊れるなんてスゴイ!!

 マイケルが死んで悲しいというようなメッセージが映画に表れてなく必要以上に涙を煽ってなかったのも好感が持てました。

 ライブに立つ機会は少なくてもマイケルはずっと練習を怠ってなかったのでしょう。

 マリリン・モンローやエルビス・プレスリーが老いる前に逝ってしまったように、マイケルも伝説になってしまいましたね。

 マイケルのビデオクリップが流される前はMTVは黒人の音楽を一切流してなかったそうです。しかも主に流れていたのはハードロック系が主流。
 アメリカのEPICの社長がマイケル・ジャクソンのビデオクリップがMTVで流れないのであれば、今後一切当社のアーティストのビデオをMTVで流させないとのプレッシャーをかけたという噂がありますが、無事マイケル・ジャクソンの“Billie Jean”はMTVで放送され、しかも1日10回程度放送されつづけたことで、大ヒットを記し、“Beat It”やタイトル曲“Thililler”を含むアルバムは世界中で1億枚を超える大ヒットとなったことはご存じの通りです。

 実はこのマイケル・ジャクソンのビデオがMTVで解禁されたことで、それまでハードロック系しか流れてなかったMTVにポリスやワムなどの曲なども流れるようになり、ポップな曲がヒットする流れを作ったのです。

 マイケル・ジャクソンが“King Of POP”などと呼ばれる原因はこういうことにも由来するようです。
 
 誤解されるような行動も多かったのですが、それも有名人であるがゆえの悲劇なんでしょう。

 それにしても、この世界一のライブとなるはずだったコンサートが未公演のままでマイケルを天に召してしまった神様は、マイケルの才能に嫉妬したのでしょうか?

 マイケルのファンだけでなく、マイケルの歌が耳に馴染んでいる人々、そして若くてマイケルの全盛期(1980年代)を知らない若いかたも、何か感じるものがあれば是非観て欲しい映画です。

 2週間の限定ということで公開が始まったこの映画ですが、映画館の約70%が公開の延長となったようです。

 それにしても私が観た時は“Billie Jean”の最中にトイレに立つ人がいたのは驚きでした。エンドロールが始まった途端に席を立った人も残念でした。
 最後の最後まで観ないと損しますよ。

 1回では観足りないので、当然DVD買いますよ。

 映画というより、音楽のジャンルとみたいところですが、評価するなら5星を満点とするなら★★★★☆です。
 満点にしないのは、完成形が永遠に観られないことの無念さの印で、それ以外の何ものでもありません。
posted by ミムさん at 17:42| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観て来ました

 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観て来ました。

 吹き替え版を観たので、文字を読む苦労がない分楽でした。

 早いもので、もう6作目になるのですか?

 ハリーたちも魔法学校の6年生になっています。

 個人的には初期の頃のほうが楽しかったのですが、いよいよ佳境に入って来て、悪との対決が始まってます。

 第1作目の「賢者の石」では総制作費1億2,500万ドルだったのが、今回は2億ドルになっています。

 たしかに、初期のはCGがお粗末でした。

 今回はハリーにとって大切な人が亡くなってしまいます。

 harry-princess.jpg

 この映画ってホント登場人物が多いですよね。

 ハリーの親友のロン・ウィーズリーなんて六男っていう設定なんで、双子の兄たちや妹まで登場で、初めて観る人にはその時点でよく分からないことでしょう。

 しかも、先生まで名前で呼ばれています。

 たとえばホグワーツ魔法魔術学校の校長先生を生徒たちは名字のダンブルドアと呼び、先生たちは名前のアルバスと呼ぶから余計分かりづらいです(ちなみに、フルネームはアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア[Albus Percival Wulfric Brian Dumbledore]だそうです)。

 セブルス・スネイプ先生は1回目から登場してますが、ずっとミステリーな存在(いい人なのか、悪い人なのか謎のまま)ですね。

 最終章(最後は前編と後編に分かれて前編は来年冬、そして後編は再来年に公開の予定だそうです)もこの人が重要なカギを握るんでしょう。

 2時間半以上ある映画にもかかわらずあきさせないストーリーと演出で(魔法っていうだけで夢がある展開になりますものね)、★5点満点の★★★★というところです。

 ここまでみると、最終章もみないではすまないでしょう(笑)。
 
posted by ミムさん at 17:38| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」を観ました

 「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」を自宅の光テレビのビデオシステムを利用して観ました。
 「タイタニック」の主役の2人が久々共演ということで、それなりに期待していましたけど、正直救われない映画でした。
 「ワールド・オブ・ライズ」も私は一時、映画館で寝てしまいましたが、デカプリオさんの映画ってどうしてこんなに駄作が多いのでしょうか?

 夫も妻もエゴだらけ。こんな父親と母親ではさぞや子どももかわいそうだと思いました。
 1950年代を描いた映画だそうですけど、当時からアメリカでは出来ちゃった婚ってのが結構あったんですね?

 ★5点満点の★★です。主役をはじめ皆さん演技はお上手ですが、それだけです。
posted by ミムさん at 14:55| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

映画「愛を読むひと」を観て来ました

 映画「愛を読むひと」をTOHOシネマズ岡南で観て来ました。

 The_reader.jpg

 駐車場が広いので助かりますが、我が家からだと片道小一時間かかりました。

 今流行のビルの中にシアターが沢山あるというスタイルの映画館で、3年前に出たというだけあってキレイなんですが、スクリーンの縦横比がワイドテレビと同じ比率なんですよね。
 何となく損をした感じです。もっと横長スクリーンで観たかった。DVDを大きなスクリーンで観てる感じちっ(怒った顔)

 映画の日本版のキャッチフレーズは「わずか1ページで終わった恋が永遠の長編になる   」というもの。

 場所は第二次世界大戦後のドイツ。15歳のマイケル(少年時代役:ダフィット・クロス)は、偶然体調を崩し嘔吐していた自分を助けてくれた21歳も年上のハンナに介抱され、知り合いになり、恋に落ちます。ハンナに一目惚れしたマイケルは毎日のように彼女のアパートに通うようになり、いつしか彼女と男女の関係になります。ハンナはマイケルが本を沢山読む少年だと知り、本の朗読を頼むようになり、情事の前の朗読が習慣化したのでした。

 だがある日、ハンナは働いていた市鉄での働きぶりを評価され、事務職への昇進を言い渡されたのでした。 そしてその日を機に、ハンナはマイケルに何も言わずに消えて行きました。

 理由がわからずにハンナを失って数年後、マイケルはとある大学のは法科習生としてナチスの裁判を傍聴することになります。そして意外にもその被告席の一つにハンナの姿を見つけてビックリしたのでした・・・・。

 主人公のハンナ・シュミッツ役を演じたケイト・ウィンスレットがこの映画で今年、アカデミー賞の主演女優賞を受賞したということもあり、感動的な映画だという評判を聞いたので、観に行きましたが、すごく重い映画でした。

 ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説『朗読者』を、『めぐりあう時間たち』のスティーブン・ダルドリー監督が映画化した作品で、主演がタイタニックの主演女優だったケイト・ウィンスレットとなるとヒットしない訳がないと思したけど、ここまで表現されると原作もすごいけど、映像の与える印象も強いなあと思います。

監督も主な役者さんたちもプロ中のプロだと思いました。マイケルの若い頃を演じたデヴィッド・クロスも十代なのに、複雑な心理が絡む役を本当にうまく演じていたと思いました。

 最初の半分は村上春樹の「ノルウェーの森」みたいに、メイク・ラブがメインのお子ちゃまはダメよ(12歳未満は入場できません)の世界なのですが、後半は急にヘビーな内容になります。

 マイケルはたとえハンナの恥をさらすことになっても、自分が知っていることを証言して彼女の罪を軽くしてあげるべきだったのではないか????それとも、事実を隠蔽してでも彼女のプライドを守ってあげた彼の行動が素晴らしいのか???(あまり書くとネタばれになるので、これ以上は書きませんけど。ホントは彼女との再会の場面のことが非常に書きたいのですけど・・・。一言だけ書きます。マイケルがハンナと再会した際、彼女の手をしっかり握ってあげて、あるいはしっかり抱きしめてあげていれば彼女の余生はもっと変わったものになっていたんじゃないかと思えてならないのですが・・・。)

 二人の出会いが衝撃すぎて、燃え尽きてしまい、残りの二人の人生は付け足しだったのでしょうか?

 恥をさらして長生きするより、プライドを持って死んでいったほうが幸せなんでしょうか?

 この映画の感想を書いておられるブログをいくつか読ませていただきましたが、よく考えておられるかたは自分がマイケルの立場だったら、ハンナの立場だったら、を考えてみられて迷っておられます。

 映画のストーリーのように判断したとしても、あるいは逆の立場を取ったとしても、これが正しいということは断定できないように思います。

 人生ってそういうことってありますよね、分岐点がいろいろと。あとで、やはり逆にすべきだったと後悔することはあるかも知れないけど、ゲームと違ってリセットできないのですから、自分が選んだ道はそれがその当時自分が悩んで出した最良の結果だと自分を納得させるしかないと思います。
 それが一生涯十字架を背負う結論だとしても、後戻りはできないのですから。

 ストーリーは原作者ベルンハルト・シュリンクの少年時代の思い出的なところがあるそうなので、かなり事実に基づいているのかも知れませんけど・・・。

 映画の再場面を観ていると、被告人として裁かれる者の言い分や証拠はほとんど無視し、戦犯と決めつけた上で断罪した東京裁判と同様のムゴさを感じました。

 多くの戦犯とされた人々は上の命令に従っただけ、刃向かえば自分の命すら危うい人たちだったのにと、反論がほとんど許されない不公平な裁判で被告人たちが正義の名の下に有罪化され犯罪者とされたことのやるせなさを改めて痛感しました。

 戦争が幸せにするのは、一部の為政者と戦争成金くらいなものです。

 再会後、ハンナがマイケルに言った“どう感じようともどう考えようとも、死んだ人は生き返らない”という言葉の重みが胸にズシリと響きました。

 ちなみに中年以降のマイケル役を務めるレイフ・ファインズはスピルバーグの映画「シンドラーのリスト」ではナチの党員で戦犯として処刑されたアーモン・レオポルト・ゲート役を演じていました。
 イギリス人なのにドイツ人役を演じることが多いのは彼がドイツ人っぽいからなんでしょうかね?

 さて、この「愛を読むひと」は見終わったあと、ため息ばかり出るような、救いどころがないエンディングに口数も少なくなりますが、愛の本当の意味、愛する人のために今、自分自身は何ができるのか、何をすべきなのかを真剣に考えられる人には、是非ご覧になられるのをおすすめします。

 マイケルが娘をハンナゆかりの地へ連れて行き、真実を話しておこうと思ったのは、せめてものハンナへの罪滅ぼしなのか、それともこの事実を語りついで欲しいと思ったからなのでしょうか?

 ただ単にエッチな画像や軽率な恋愛映画目当ての人はご覧になって原作者・監督が何を表現したかったかは分からないと思います。
 これから観に行かれる若いかたはナチス親衛隊(SS)のことやアウシュビッツ収容所のことについて少し基礎知識を仕入れて行かれたほうが映画を理解しやすいと思います。

    

 非常に点数を付けがたい映画ですが、敢えてつけるなら★5満点として、★4つ半です。
 
 ★半分削ったのはこの映画の持つ重みをもっともっと噛みしめてみたいからです。
 すべてを理解したとすぐに言えるような作品ではないのです。

posted by ミムさん at 16:09| 岡山 ☁| Comment(4) | TrackBack(8) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

映画「ターミネーター4」を観て来ました

 「ターミネーター4」を観て来ました。さすがに人気シリーズだけあって、土曜日ということもあり、岡山ですら映画館がかなりいっぱいになってました。

 T4.jpg

 今回のストーリーは審判の日の核戦争後、2018年が舞台となっており、まだ小隊を率いる抵抗軍の一兵士であるジョン・コナー(クリスチャン・ベール)が全身を機械化されたマーカス・ライト(サム・ワーシントン)という謎の男と出会うというもので、ついに人類に対する総攻撃を仕掛けようとしているスカイネットとの壮絶な戦いを描くというもの。

前作「T3」とはあまり関連性がないとして観るのが正しい鑑賞方法らしいです。

 いきなりジョン・コナーが抵抗軍の一兵士として登場するので、ちょっと驚きました。
 
 前作の女ターミネーター(T-X)があまりに強く今後これ以上強いターミネーターが出て来たら人間は太刀打ちできないと思っていたら、今回の4作目では「<審判の日>の10年後/1作目のターミネーター(T-800)が完成する直前」という時間軸が設定されたことで、新たな仕切り直しが可能となったようです。

 途中、シュワちゃんが大量生産直前のT-800として出て来るのですが、台詞は全くなく、実は別の役者が演じて顔だけデジタル合成で若い頃のシュワルツェネッガーに差し替えられているだけのものらしい。

 でも、シュワちゃんが出てなくても楽しかったです。
 シュワちゃん一家が鑑賞後、自身の子供達から「シリーズ最高の出来」と言われ同作に出演していないシュワちゃんは深く傷付いたとの話も伝わって来ているようです。

 今回はジョン・コナー(クリスチャン・ベール)とマーカス・ライト(サム・ワーシントン)の二人が主役という感じですが、マーカスのほうがカッコいいと思った人が多いのではないでしょうか?
 マーカス役のサム・ワーシントンはオーストラリア出身で、役者になる前からターミネーターの映画が大好きで、自分もいつかはこの作品に出演したいと思っていたそうで、今回出演が決まって大喜びしたと聞きます。
 思えば第一弾は1984年に作られているので25年も前のことなんですね。

 映画のテーマが信頼と愛になっていて、ちょっと臭すぎるぜって思うところもありますが、ロボットと人間の一番の違いはハート(思いやりや愛)なのだから、まあ仕方ないかって思いました。

 興行成績からすると全米では「T3」のほうがよかったようですが、「T3」ってトータル時間も短いし、ジョン・コナー役もカッコ悪かったし中途半端な作品になっている感じが否めないため、作品上は本作「T4」のほうがまとまっていると思えます。
 
 相変わらず主役は不死身であまりに打たれ強かったり、あまりに運が強すぎて、普通ターミネーターにあれだけ痛み付けられたらとっくに死んでいるだろうにってところはありますが、それを言っちゃおしまいよ、っていうのが暗黙の了解になっています。

 「T4」は新三部作の序章という位置づけになっており、「T5」の製作がすでに始まっているとのことです。

 「T4」は娯楽映画としてみれば★5が満点すると★4といったところでしょうか。
posted by ミムさん at 23:23| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

映画「天使と悪魔」を観て来ました

 映画「天使と悪魔」を観て来ました。ダン・ブラウンの同名小説が原作です。
 原作では「ダビンチ・コード」より先に出来ていたようですが、映画上では「ダビンチ・コード」が先に出来たために、時系列も逆になっていました。

 angelanddevil.jph.JPG

 監督は前作に引き続きロン・ハワード、その他の主なスタッフも変わってなようです。主人公のロバート・ラングドン役も前作に引き続きトム・ハンクスが演じています。

 前作「ダビンチ・コード」があまりに宗教色が臭かったために私はあまり面白くなかったので、今回はどうかなあと思ってましたが、前作よりかなり面白かったです。

 「ダビンチ・コード」の映画はかなり原作に近く作られていたようですが、「天使と悪魔」はかなり原作と違う脚色がるようです。
 
 何せ謎解きがメインの映画ですので、詳しいストーリーは書きませんが、ヴァチカン市国で教皇がなくなってその後継者を決める時に起きた連続殺人の謎解きをするというドラマです。
 原作では悪魔崇拝の黒魔術に関してかなり突っ込んであるようですが、原作のイルミナティの経緯などはあっさりと流されています。

 ストーリーは「天使と悪魔」が象徴しています。大どんでん返しがいくつか出て来るとだけ書いていましょう。
 
 死体とかがかなりリアルな感じで出て来るので小さなお子様連れで行くのはやめたほうがいいと思います。

 普段はひょうきんなトム・ハンクスも今回もまじめに徹しています。ヒロインのヴィットリア・ヴェトラ役と二人きりの時の絡みがジョークに富んでアドリブっぽいくらいでしょうか?

 あとで考えると、どんでん返しをするために、いくつかありえないようなストーリー展開ではあるのですが、あまり深く考えないなら、よく出来ていると言えるでしょう。
 5つ★を満点とすると★★★★ってとこでしょうか。
posted by ミムさん at 19:21| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

「ベンジャミン・バトン」の映画を観て

 ブラッド・ピット主演の「ベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜」を13日(金)に観て来ました。

 今年のアカデミー賞の最有力候補(13部門にノミネート)としてかなり話題にもなっており、テレビでもよく予告編が放送されているので、およそのストーリーはご存じのかたも多いと思います。

<あらすじ>
 「私は奇妙な身の上に生まれた」ー奇妙な人生を送ったベンジャミン・バトンの日記はそんな言葉で始まった。80代の身体で生まれ、そこから若返っていくひとりの男の姿を淡々と描いています。普通の人々と同じく彼にも時の流れを止めることはできませんでした。ニューオーリンズのボタン工場の経営者の息子として生まれ、1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、ベンジャミン・バトンの生涯は普通の人間の人生とは全く逆のものだったのです。


 生まれて段々若返って行く・・・一見うらやましい人生のようではありますが、みなが年老いて行くなかで時の流れに逆らい若返ることにはやはり悲しいものがあります。
 ベンジャミンは子どもの頃(と言っても彼自身の身体は老人でしたが)から好きだった幼なじみのデイジー(ケイト・ブランシェット)と愛し合い、女の子を産みます。
 ベンジャミンは「普通の人は年老いて、おしめをするようになるが僕は年を絶つにつれやがてベイビーになり、おむつをするようになる。君に自分の子どもと僕の二人のおむつの世話をさせたくない」と言い残して、デイジーの元を去っていくのです。

 世の中には永遠のものはなく、人間みな年老いやがて天国に召されます。でも、愛する人も一緒に誰も彼もみんなが老いていくのですから、それが悲しくても自然の摂理です。なのに、一人だけがその摂理に逆らうように若返っていくとしたら・・・・老いて行く以上に悲しいものだろうということをこの映画をみながら思いました。

 ベンジャミン役のブラピもデイジー役のケイト・ブランシェットも、子ども時代以外をほとんど一人で演じているので、CGで顔をあとで修正するのに非常に時間と手間ヒマがかかったそうです。

 それにしても、2時間43分もある映画なのに、長さを感じない、ドラマがストーリーの中に流れています。

 人間の幸せとは?愛することの意味は?・・・・いろいろ考えさせられる映画です。
 アクション映画のような派手さはないですが、その分役者の演技のうまさが要求される映画です。いつも間にかブラピもこんな抑えた渋い演技ができる役者さんになっていたか、と感慨にふけりながら眺めました。

 こういう映画は観おわったときにすぐ「ああ、面白かったね〜」というタイプの映画ではなく、あとでじわじわと感情が湧いて来るタイプの映画です。とても切ない映画ですが、デイジーは愛する人の終わりを看取ってから死ねたんだから幸せなんだろうなあと思いました(あまり詳しく書くと実際に観た際面白くないので書きませんが)。

 予告編で、普通の人とは逆の経路をたどって生きる人の話と知っていても、十分に観るに値する映画だと思います。

 正直この映画が★いくつにしようか迷ってます。

 でも観て損のない映画です。

 
 
posted by ミムさん at 01:15| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

映画「マンマ・ミーア!」は最高!!

 映画「マンマ・ミーア」を観て来ました。

 ブロードウェイなどで上演されて大好評だったミュージカルを映画化された作品です。日本でも劇団四季により2002年から上演されています。
 
<あらすじ>

 ギリシャの島で小さなホテルを営むドナ(メリル・ストリープ )の愛娘ソフィ(アマンダ・セイフリード)の結婚式前日、三人の男たちが島にやって来る。父親を知らずに育ったソフィの夢は結婚式でヴァージンロードをパパと二人で歩くこと。かつての母の恋人サム(ピアース・ブロスナン)、ハリー(コリン・ファース)、ビル(ステラン・スカルスガルド)のうちの誰かが自分の父親だと見当をつけたソフィが、内緒で招待状を送ったのだ。式の準備でただでさえ大わらわのドナは、昔の恋人たちの出現に大ショック。果たしてソフィの父親は誰なのか?結婚式をめぐって島中が大騒ぎに・・・。

 ミュージカルってこんなもの・・・多少の矛盾はあっても楽しくあればいい(だって、いきなり会話の最中に歌い出すこと自体現実じゃないものね)エンターテインメントという意味では最高に楽しい映画。

 すべてABBAの音楽で構成されているので、ABBAファンは必見ですが、ABBAの音楽を意識して聴いたことがない人でもABBA世代の人には是非観ていただきたい作品です(ただし、結婚前に××して・・・とお下品なところもあるので小学生のお子様連れは避けたほうがいいと思います。もっともメリル・ストリープさんはニューヨークに引っ越して、子どもの誕生日プレゼントにいいものがないか探していたとき、ブロードウエイで上演されていたこのミュージカルのことを知り、連れて行こうとしたところ、子どもに「えー、ミュージカルなんて」といやがられながらも行ったところ、彼女の二人のお子様も最後の頃にはノリノリで、椅子の上に立ち上がって一緒に踊って観た、と思い出を語っておられました。メリルさんは「だっから、私にこの映画のドナの話が来てビックリ。ちゃんと歌えるか心配だったけど、私はニューヨークへの感謝のつもりでこの映画を引き受けたの、と語っておられました)。

 きっと、ABBA世代の人はABBAファンでなくても、あ、この曲知っている!この曲もだ!とABBAの曲をこんなに知っていたのかと驚くと思います。

 ABBAの音楽をオンタイムで聴いたことがない人でもそのテンポの良さに音楽の楽しさに引き込まれていくと思います。

 音楽ってこんなに人の気持ちをワクワクさせてくれるんだ!!と思える本当に気持ちのいい映画です。

 今日も女子高校生らしい若い人も来てました。きっと満足して帰っていったと思います。

 メリル・ストリープは今回初めて本格的なミュージカルをやるみたいですが、歌がうまいのと声が若々しいのにびっくりしました。

 メリル・ストリープの演じるドナの親友の女性役ロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)の二人の演技も抜群で、とにかく時間があっという間に過ぎてしまいました。

 あと2回くらいは観てみたい映画です。
 本国イギリスでは昨年12月に「タイタニック」の興行成績を上回る市場最高のヒットになっています。

 日本の皇后美智子様も先日ご覧になって大感動なさり、その後メリル・ストリープににも直に会ってお話されたとか。

 この映画の敢えて難をいうなら、ストーリーが終わったあとのショースタイルの余興は不要ではないかと思います。

 もっともそこがエンドロールの一環だし、本編でも出て来たABBAの大ヒット曲“ダンシング・クイーン”などをドナがかつてもシンガー仲間のロージーとターニャと歌うので、観客はコンサートに行ったかのような感覚で乗って観てしまうので、あれはあれでいいといえばいいのではありますが・・・(舞台は観たことはないのですが、カーテンコールに答えて歌うのでしょうか)。

 まだまだ語りたいことは山のようにありますが、とにかく大プッシュの映画です。評価は★★★★★の満点とさせていただきます。







 
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2009年01月14日

映画“ウォーリー”は超お勧めです

 話題のアニメ映画“WALL・E/ウォーリー”を観て来ました。

 ディズニー映画となっていますが、CGを駆使して映画を作るPIXARが作っています。

 ここの会社の作る映画は最先端の技術であるにも関わらず、毎回非常にヒューマニズムに溢れた映画です。

 アニメと言っても、最近のSFX映画に勝るとも劣らぬ画像です。アニメと思ってみないほうがいいかも知れません。

 時代は29世紀、ウォリーは巨大なゴミ貯めとなり人類の去った地球を綺麗にするために、700年もの間一人ぼっちでゴミ集めをしていたロボットです。1匹のゴキブリだけが彼の唯一の友達。一所懸命ゴミ処理をしたあとは、自宅に帰り、映画「ハロー、ドーリー!」の映像を愛し、手をつないでダンスするシーンを繰り返し、眺めて暮らしていました。

 そこに宇宙から超ハイテクなロボット イヴが突然現れます。たった一人で過ごした700年の間に、ウォリーには「感情」が生まれており、うだつの上がらなウォーリーはイヴに恋してしまいます。何とか彼女と手をつなぎたい・・・そう思いながらも引っ込み思案のウォーリーの夢はかないません。

 でも、初めて出来たロボットの友達と一緒にいるだけで幸せばウォリーでした。
 
 ところがある時、ウォリーが偶然見つけた植物の苗を見たイヴは、それを体内に取り込んで突然機能を停止してしまいます。そして、イヴを回収するために、イヴを置いていった宇宙船が再びやって来まてイヴを連れ去ってしまいます・・・。

 前半と後半で、物語のタッチが大きく異なり、前半は2台のロボットと1匹のゴキブリが登場するだけのいわば「静」の世界。
 ところがウォーリーがイヴを追って宇宙へ飛び出し、巨大宇宙船に暮らす人間たちが登場する後半は、急に「動」の世界となり、物語が急激に進んで行きます・・・。 

 監督は「ニモ」でお馴染みのアンドリュー・スタントン監督。主人公がロボットであるにも関わらず涙腺の弱い人はほろりと来るでしょう。

 人間文明の痛烈な皮肉が込められた作品ですが、心にしみこむすばらしい映画に仕上がっており、アメリカではナンバーワンヒットに輝いております。

 ストーリーを深く考えれば矛盾点もいろいろありますが、それを差し引いても★★★★★の満点をあげてもいいのではないでしょうか。
 お年寄りからお子さんまでどなたが観ても感動される映画に仕上がっていると思います。

 エンディングロールまで楽しめます。

 この映画を観て、こころにこみ上げるものがない人は私は人でなしではないかとすら思います。

 すぐにDVD化されるでしょうし、テレビでもそのうち放送されると思いますが、映画館に赴き、大画面でご覧になられるのをお勧めします。お子さん・お年寄りは吹き替え版をお勧め致します。ちなみに人間の船長役の吹き替えは草刈正雄さんがやっておられます。




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2008年12月24日

映画『ワールド・オブ・ライズ』を観て

 20日から公開されている映画『ワールド・オブ・ライズ』(原題“BODY OO LIES”)を昨日観て来ました。

 先日行った『地球が静止する日』でこの映画の予告編を観て面白そうだったからです。
 映画は2時間を超える大作でした。

【あらすじ】
 ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みた。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っている・・・。

 ってな感じで、最近よくある、アメリカ一番、テロリストはアラブ系というパターンです。

 正直ディカプリオ・ファン以外にはあまりお勧めしません。残虐シーンが嫌な人もやめたほうがいいと思います。

 味方の敵も協力者もウソばかりだと一体誰を信じればいいんだろうと疑心暗鬼になった来ますよね。

 協力者が信用できないので欺いたはずが、実は向こうのほうがずっとうわてだった・・・なんてもこともあったりして。
 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、自分の彼女を救うために秘密情報を流すなんていうのは諜報部員の風上にも置けないと思うのですが・・・。

 大事な部分のヒントが予告編にかなり出てしまっていたので、楽しさ半減・・・最近の予告編ってネタバレが多すぎるのでは???と個人的に思いました。

 エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)の仕事ぶりも片手間っぽくみえてしまい、世界の危機がこんな人たちに左右されてるのかと思うと悲しくなりました。

 エンディングも中途半端。

 休日なのに観客の入りも少ないなあと思っていたら、やっぱりたいした映画じゃなかったんですね。

 話題性は“地球が静止する日”のほうがずっとあるのかな?

 最近は洋画人気がよくないというのもうなずけます。


 
posted by ミムさん at 08:23| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月20日

映画“地球が静止する日”を観て来ました

 昨日から日本で公開された、キアヌー・リーブス主演の映画“地球が静止する日”を早速観て来ました。

 まだこれから観に行かれるというかたも多いと思うので、ネタバレがあまりないように書きたいと思いますが、愛とは何か、家族とは何か、そして、人間は地球を大切にしているかといったことを考え直すにはとてもいい映画だと思いました。

【あらすじ】(途中まで)
 アメリカの首都ワシントンDCに銀色の円盤が着陸し、人間の姿で奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラートゥ(キアヌー・リーブス)。自分は宇宙人であり、地球人には危害を加えないと語る。しかし警備兵は彼に向かって発砲してしまう。船体から巨大なロボットのゴートが現われ、周囲の武器を破壊しようとするが、クラートゥはロボットを制止した。・・・

 キアヌー・リーブスは一種ターミネーターみたいな役です。宇宙人と言い切るには難しい役柄ですが・・・。冷酷ながら、次第に地球人の冷酷面だけではなく、温かい面を知っていくのです。

 相手役のジェニファー・コネリーは他天体の生物を研究する教授の役。彼女もだんだん年とってますね。でも、好演です。
 その義理の息子役はジェイデン・スミスといい、なんとあのウィル・スミスの実の息子さんなんだそうです。子どもとはいえ、実にリアルな演技をしてます。

 2時間足らずなので、人間の優しさを描くことの部分が少ないように思いました。その分、説得力が少なく思いました。

 ちなみにこの映画は1950年代に一度映画化されたことがあるそうで、その時のクラートゥは温かみがあるように描かれてたそうですが(核戦争の危機=人類滅亡、が大きくクローズアップされていた頃です)、キアヌーが演じるクラートゥは超クールです(それも時代の反映かなあ)。

 “地球が静止する日”というのは、ストーリーとは違ってます。宇宙人は地球を滅ぼそうとしてるのではなく、ターゲットはあくまで“地球人”だけなのです。

 原題は“The Day The Earth Stood Still”ですが、訳すなら『地球がじっと立ち止まった日』という意味になると思います。

 これ以上書くとネタバレになるのでやめておきます。

 結局、人間って自分たちの過ちに気づくのって、地球が滅ぼそうになった時なのかなあという思いを強くした映画でもありました。でも、本当は環境破壊も進んでお尻に火がついている状態なんですけどね。

 日本もここのところは利己主義の人間が増え続け、治安の悪化も目に余る状況ですしね。

 最近のSFX映画はどれもCGがホントすごいですね。
 この映画も一体どこまでが実写でどこがCGか区別がつかないほどよくできてます。

 この映画で、地球をなんとかしなければという危機感を強めたかたは、良心を持ち合わせた人だと思います。

 「すごかったね」「面白かったね」だけですませる人は、今のブッシュ大統領とか麻生首相と同質の感覚を持った人です。

 「つまらなかった」「だからどうしたの?」で終わった人は、生きている意味をもう一度考え直して欲しいと思います。おそらく「生きていることに理由などないよ」と反論されると思いますけど。

 
posted by ミムさん at 19:21| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月31日

映画「アイアンマン」

 一昨日、妻と一緒に映画「アイアンマン」を観て来ました。平日昼間の岡山の映画館はたいていガラガラ状態です。
 この映画も観に来ていたのは10人前後というところでしょうか。これで元取れるのかな?とも思いますけど、休日は混んでいるのでそこで十分巻き返しているとは思います(赤字なら、とっくに閉鎖してるでしょうからね)。
 
 さて、この「アイアンマン」の原作はアメリカの漫画なんだそうです(「スパイダーマン」などと同様マーベル・コミックが刊行しているとか)。

 本編が始まる前に、来年6月公開予定の「ターミネーター4」の予告編をやっていたので、本編が始まった時も、まだターミネーターの予告編をやっているのかと思ったくらいでしたが・・・。まあ、最近のSFX映画はヴァーチャル画像が多いので多かれ少なかれ似てるってことなんでしょう。

 アメリカでは今年の5月に公開されて以来、興行収入が1億ドルを超える大ヒットとなっているそうです。

 タイトルを観ただけで、なんとなくストーリーも予想できる感じでしょうが、深く哲学論を考えることもなく、最後まで楽しめる、子供から大人まで楽しめる楽しい映画です。

 今時、アイアン=鉄なんて・・・とつっこみたくもありますが、主人公が「今時、材料は鉄ではなくて超合金なんだけど、みんながアイアンマンと呼んでくれるなら、それでいい。“アイアンマン”っていうのは響きがいいじゃないか」なんて、弁解するせりふもあって笑わせてくれます。
 
 まだまだ公開中の映画で、ご覧になっておられるからも多いので、ストーリーの細かいところはあえて書きませんが、勧善懲悪、正義は勝つ、アメリカ万歳っていう典型的な映画です。
 主人公は天才科学者で、父から受け継いだ会社は最新鋭の兵器を作るアメリカ屈指の大会社・・・もちろん、女性にはモテモテ・・・・そんな彼がなぜアイアンマンなるガンダムのようなモバイルスーツというかアーマを作るようになったかはご覧になってからのお楽しみ。

 この映画は、ハードロック・ファンにもお勧めです。オープニングからAC/DCの“Back in Black”がバックに流れ、主題歌ともいえる、“Ironman”と言えばBlack Sabbathの名曲です。

 それにしても、アメリカ映画で悪の権化として登場するのが、アラブ人というのが何ともかんともではあります。お勧め度は5段階評価で★★★★です。
posted by ミムさん at 10:48| 岡山 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする